S26 もう最弱タイプとは呼ばせない!エスパー統一

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構築経緯

同じルールが続きなんとなく気分転換にタイプ統一をしてみたくなり、一番対応範囲が広く強そうだったのがエスパー統一だったため、1から構築や調整を考えて作り上げた。絶対に勝てない相手が少なく、受け・攻め・広い範囲に対応できるはずなのに最弱と呼ばれることも多いエスパータイプでも勝てることを証明しようと思った。

 

①後述もするが、禁止伝説には対面最強の禁止伝説ソルガレオを採用。

ソルガレオの良さを最大限に活かし、かつ受けまで成立させるクレセリアを採用。

③受けループなどがきついため、破壊するためのランクルスを採用。

カイオーガのしおふきと悪ウーラオスのあんこくきょうだを同時に耐えられるユクシーを採用

⑤ゴーストの一貫を切るためにヤレユータンを採用

⑥かわいいのでスカーフテテフを採用

ユクシーで起点を作っても抜くメンバーもいないことに気づき、かつステロが重かったためラグラージカバルドンランドロスなどをワンパンできるソーラービームラティオスを採用。

 

 

 

メンバー紹介

禁止伝説枠

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ソルガレオ@気合いのタスキ

特性:メタルプロテクト

性格:おだやか

実数値 244(252)-157-158(132)-133-125(124)-105

 

メテオドライブ メタルバースト コスモパワー あさのひざし

タイプ統一なだけに禁止伝説であるイベルタルカイオーガ、一般ポケモンでは悪ウーラオスバンギラスに圧倒的に弱いため、その全てに抗えるソルガレオを採用した。ザシアンに強いのも環境に追い風であった。仕事をせずにやられることがない本パーティの大エース。エスパーの禁止伝説は数多くいるが、ミュウツー・ルギア・バドレックス等全てイベルタルバンギラスにボコられるだけなので、禁止伝説枠としてソルガレオ一択。

よく比較されるネクロズマとの差別化は、メタルバーストを覚えることでカイオーガイベルタルに勝てることと、マイナーなので型バレが絶対にないことが挙げられる。

 

技構成はイベルタルカイオーガに抗えるメタルバーストは確定。あとは剣の舞ザシアンにも無限回後出しできるようにコスモパワーとあさのひざしを、攻撃技はヌケニンミミッキュバンギラスなどに強く、無効にされることがないメテオドライブを採用した。

 

耐久調整としては、おくびょうカイオーガのしおふき・ダイストリーム耐えまでHDに振り、残りはBに振った。Hに252振ると実数値が244になり、H4振り珠イベルタルに対して、珠ダメ20+メタルバースト364(243×1.5)+珠ダメ20=404がダイマイベルタルのHPと一致するため、実質イベルタルを倒すためだけに生まれてきたポケモンとも言える(そんなことはない)。カイオーガがしおふきしてくるとメタルバーストで倒せるが、ダイマされると落としきれないことが多かったので、Dに振る必要はなかった気がするなと終盤感じていた。

 

S種族値が97とそこそこ高く、ランドロスやホウオウとの素早さ関係が曖昧だったのが面倒だったので、Sに下降補正をかけたので無振り85属と同速になった。(後述のクレセリアとも同速であるのが強く働くことがあった。)

 

どれだけ振ってもイベルタルの攻撃はなにも耐えないので持ち物は気合いのタスキ確定。

 

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クレセリアゴツゴツメット

特性:ふゆう

性格:すなお

実数値 227(252)-81-148(60)-95-192(196)-105

 

ムーンフォース めいそう みかづきのまい つきのひかり

特殊受け・中火力以下の物理受け・地面の一貫を切る・死にかけエースの蘇生まで全てをこなす本パーティの裏エース。選出率99%は堅い。

 

技構成は悪ウーラオス対策のムーンフォース確定、特殊に広く対応できるめいそう・つきのひかりソルガレオを蘇生するためのみかづきのまいで確定。序盤はトリックルームも覚えていたが、使う場面がなさ過ぎてめいそうに変更。

 

持ち物は悪ウーラオスのたすき潰しのためのゴツメで確定。対面からであれば悪ウーラオスに負けない無敵のクレセリアが完成した。

 

耐久調整は、無限に現れる黄色い鳥を受けるため、HDベースで採用。ライジングボルトダイサンダーを確定で2耐えするまでDに振り、残りはBに振ることでサンダー受け+ウーラオスのあんこくきょうだ確定耐えという異常耐久を実現。Sは無降りでソルガレオと同速にすることで、曖昧な素早さ関係を判定しながらみかづきのまいでうしろにつなげる働きも持っていた。

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ランクルス@かえんだま

特性:マジックガード

性格:れいせい

実数値 217(252)-85-127(252)-159-106(4)-33

サイコショック めいそう じこさいせい きあいだま

 

3つ目の枠としてマジックガードとそこそこの耐久が優秀なランクルスを採用。相手の高耐久ポケモンを倒したり、受けループの破壊にも役立った。あくびループがめんどくさかったので、かえんだまで採用。麻痺バグややどりぎなどのストレスからも解放された。バンギラスに抗えるようにきあいだまを採用したがあの恐竜が硬すぎるせいでお守り程度だったような気がする。

ナットレイやラッキーがいたら絶対選出。そうでなくてもTOD用に3体目に選出することは多かった。

調整はブラッキーなどのイカサマに回復が追いつくようにHB。前のパーティでは珠で使っていたためその名残でCに補正がかかっているがこだわりはない。

 

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ラティオス@いのちのたま

特性:ふゆう

性格:おくびょう

実数値 155-99-100-182(252)-130-178(252)

 

れいとうビーム ソーラービーム りゅうせいぐん マジカルフレイム

 

優秀な技範囲で相手を蹴散らす特攻隊長。初手ダイマが多かった。他のメンバーの耐久が高すぎてこいつの耐久は紙同然、何かの攻撃を受けて耐えていた記憶がない。

火力が足りないのでいのちのたまで採用。

ステロでソルガレオのタスキを潰されたくなかったため、カバルドンラグラージを一撃で倒すダイソウゲンを採用。

たまに3タテしててかっこよかった。相手のパーティをみて4体以上弱点が突ける場合に初手ダイマさせたら活躍していた。

調整はただのCS。

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カプテテフ@こだわりスカーフ

特性:サイコフィールド

性格:おくびょう

実数値 145-94-95-182(252)-135-161(252)

サイコキネシス エナジーボール ムーンフォース シャドーボール

黒バドレックスやウオノラゴン対策でパーティに入れておいたらたまに活躍してた気もする。正直そんなに試合に出ていないおしゃれ枠。カイオーガに出した時もあるが、特性の発動順で素早さ関係がばれてダイマや交代で逃げられるので別にそんなに刺さらなかった。

調整はただのCS。

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ヤレユータン@たべのこし

特性:きょうせい

性格:てれや

 

イカサマ みらいよち あくび じしん

 

黒バドレックスやドラパルト、ミミッキュのゴースト技の一貫を切るための貴重なノーマル枠。黒バドがきたら投げられるだけの猿。技構成も調整も性格も持ち物も全くこだわりがなく、ほぼ置物となっていた。日光の三猿に加えて「(試合に)出ざる」の四猿目。

 

選出

基本選出としてソルガレオ クレセリア もう一体

黒バド軸にはヤレユータン

受けループにはランクルス

なんか刺さってそうだったらラティオスやカプテテフを投げた。

 

ソルガレオを初手に投げ、低速アタッカーであればコスモパワーの起点にして、高速アタッカーであればメタルバーストで跳ね返して倒した。その後死にかけのソルガレオを一旦手持ちに戻し、クレセリアで蘇生。そのままTODや積みながら殴り勝つのが基本の動きであった。

 

勝ち筋としては

ソルガレオのメタルバーストなどで数的有利を取り、

コスモで積んでTODを仕掛けるパターン

ラティオスやテテフ、ソルガレオで殴り勝つパターン

サイクルの中で消耗させるパターンなど(タイプ統一でサイクルとは)

かなり多彩な戦い方ができた。

 

 

構築相性

対ザシアン

ソルガレオが硬すぎて無限回後出しが可能どころか積みの起点にできるので圧倒的有利。その他の取り巻きによる。9:1で有利。

 

対ムゲンダイナ

エスパー統一なのでみたことない。

 

イベルタル

珠以外だと即負け。基本的に初手に投げられてダイマだったのでソルガレオと相打ちにしたが、初手にカバルドンが出てきた場合は即ラティオスバックでダイソウゲンを打ちステロを巻かれる前になんとか対応した。あくは怯みは聞いてない。

 

カイオーガ

初手のソルガレオでしおふきを全部跳ね返し刺身にした。カイオーガ使いソルガレオなめすぎ。

イベルタルカイオーガが初手に出てこない場合はなかなか苦戦した。

 

ネクロズマ

ソルガレオで積んでTOD、微有利。

コスモパワー+アシストパワーだとあさのひざしのPPが足りず負け。

 

対ジガルデ

かなり不利。

テテフとラティオスを駆使してなんとか対応。1勝2敗くらい。

 

ディアルガ

どの型でもクレセリアでほぼ受けが成立するのでそこそこ有利。

 

レシラム

珠ダイバーン→晴ダイバーンはクレセリアでも受けられないので不利。

 

ホウオウ

→大体やけど狙って聖炎打ってくるのでメタルバーストで焼き鳥にした

 

重かったポケモン

特殊で殴ることが多いので、タイプ有利かつ特殊受けのバンギラス

圧倒的火力のイベルタル

どれだけ積んでも無効化してくる悪ウーラオス

上からダイホロウを乱発してくるミミッキュやドラパルト

トリックやあくのはどうの使えるウォッシュロトムヒートロトム

ウオノラゴン

スカーフサザンドラ

ブラッキー

その他悪タイプ全般

 

 

総じてソルガレオが最強であった。対面ではほぼ負けることなく相手を一体持っていき、その後も蘇生されてから相手を積ませたり無限の勝ち筋を持つ。積みポケモンの宿命ではあるが、急所負けが幾度となくおこった。

攻撃系の積み技がなく、ネクロズマとよく比べられるが、唯一無二の性能を持ちかなりの活躍をしていた。おそらく世界で一番ソルガレオを上手く使ったと思う。シーズン通して運はかなり悪かったが、最終の数日間は勝ち越しができ、大きく順位を上げることができた。

 

シーズン最終日35,000位から8,000位まで上げたが、自分が欲を出したせいで3連敗でフィニッシュ。16,000位という悲しい結果となった。お前らすまん。

 

来シーズンは禁止伝説が2体となり、今までほぼ全ての禁止伝説をソルガレオに一任していたため、勝つことがかなり難しくなると思われる。おそらく統一パは今月で終了。ダイマなしルールであればソルガレオがもっと活躍するのではないかと可能性を感じるパーティとなった。